やさしい日本語Before→After

麻疹の注意喚起

やさしい日本語アドバイザー/日本語教師のTomokoです。

ここ最近麻疹のニュース落ち着いてきた感じがします。

ちょっと前までは続々と麻疹の患者さんが報告されて、

パンデミックになっちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしていました。

このまま終息することを願っています。

 

さて、麻疹の危険がある中、私は定住外国人や海外からの旅行者にも広く麻疹のことが伝えられないかと思っていた時に、国立研究開発法人国立国際医療研究センター国際感染症センター国際感染症対策室の麻疹の流行注意喚起のお知らせを発見しました。

日本語の他に

英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語、ネパール語

様々な言語に翻訳されていました。

 

日本にいる外国人の母語は多種多様です。

多言語対応されている分多くの人に情報を届けることができますが、

多言語対応されていない国の人たちは情報をキャッチ、アクセスできません。

 

そこで、私はやさしい日本語への翻訳を試み、国際感染症対策室にpdfを送りました。

 

日本語版のチラシがこちらです。

私が作成したやさしい日本語版はこちらです。

できるだけシンプルに伝えられるように、何を一番気をつけて欲しいのか、

わからない時にどうすればいいのかがわかるように作ったつもりです。

作成時のポイント

  1. ルビをふる
  2. 伝えたい内容を絞る
  3. 見た人が行動しやすい文章を考えた

今回の内容だと

  • 麻疹が流行っていること・麻疹の病状
  • 感染が流行している地域への旅行が終わった後に体調が悪くなった時に、
    病院に行くに電話をして状況を説明すること
  • わからない時は保健所に電話をかけること

の3つが伝わるように書き直しました。

メールでお送りして、特にご返信などはありませんでしたが、

twitterを読んでいたら、「麻疹のお知らせ、やさしい日本語版もあるよ!」というツイートが流れてきて、

 

 

え!!!

 

 

え!?!?!?

 

 

もしかして!!!

 

 

 

私の??・・・・・・・私のだーーーーーーーーー!!!!

 

 

と大興奮でした。笑

 

使っていただくことができて、本当に心から嬉しかったですし、

麻疹の疑いがある時にどう対処したらいいかを
1人でも多くの人に分かりやすく届けられたなら本当に嬉しいなぁと思います。

やさしい日本語アドバイザーとして、初めて採用していただいた経験となりました。

私が勝手に作ったものなので、無報酬ではあるのですが、

それでもやさしい日本語が世に出て広がっていくことは嬉しく思います。

 

まだ麻疹は終息宣言がないので、油断大敵です。

引き続き気をつけていきましょう!