日本語レッスン

プライベートレッスンをしました

(再掲;以前のブログより)
こんにちは!
少し忙しく過ごしておりまして、ブログをかけずにいました。
また少しずつですが、綴って行きたいと思います。
 
 
今日は少し、現在行なっているプライベートレッスンについて書きたいと思います。
 
私はクライアントのニーズに合わせたレッスンをすることにやりがいを感じます。
 
クライアントさんが困っていることを解決するための日本語を教えられるよう努めています。
 
例えば、タクシーの乗り方がわからないというクライアントの場合は、
日本とクライアントの国のタクシーの乗り方について話をします。
 
日本ではドアは自動で(運転手さんが操作しますが)開きますから、
自分で開けたり閉めたりしなくてもいいですよね。
 
クライアントの母国では、自分で開け閉めするそうです。
 
他にも面白かったのは、
 
「日本のタクシーのサイン(空車とか書いてある)は、赤が乗れるでしょ?
 あれってわかりにくくない?赤はダメっていうイメージがあるから」
 
というお話でした。
 
確かに!
 
赤って禁止のイメージありますよね!
 
日本人の私はタクシーの空車が赤であることすらあまり気にしていませんでした。
私は字を読めばそのタクシーが乗れるのかどうか判断できますから。
 
でも、クライアントは漢字が読めません。
きっと色で何を意味しているのか推測しているんだなぁとわかって
とても新鮮な発見をすることができました。
 
クライアントの依頼内容は、タクシーに乗る、レストランで注文するなどの日常生活を送る上で必要な日本語を話せるようになりたいというものです。
 
日本で生活していますので、ひらがなやカタカナ、漢字に接する機会も多いと思います。なので、私はあえてひらがなやカタカナ、漢字を用いたオリジナルテキストを作っています。
 
タクシーのサインが見分けられるように漢字の見分け方も練習できるようにしています。
クライアントに必要な、日本で生活する上で必要な言葉を厳選して作っています。
 
ゼロ初級とは思えないテキストだとは思いますが、
大人であるということ、クライアントご本人が教師のご経験があるなどを考慮し、
今のスタイルでレッスンをしています。
 
私自身もレッスンでは説明は英語で行なっています。
(うまいとは言えませんが・・精進せねば!)
媒介語を使うのもそのほうが良いと判断しているからです。
 
 
 
住所の言い方もわからないままタクシーに乗っていたクライアントは、
運転手とのコミュニケーションに問題を抱えていました。
 
そのため自宅に帰れるように自宅住所の言い方や最寄駅の言い方、最寄駅からタクシーで自宅に帰るときの道案内の方法など、
クライアントが実際に使うであろう単語を使ってテキストを作りました。
 
練習している内容をそのまま使えば、通じる。
 
これって嬉しいですよね。
 
私も英語を話すとき、勉強していることがそのまま使えると、通じると嬉しいですもん。
 
本当に必要なことだけを、知りたい!と願っていることを叶えていくことは、
私にとっても大きな喜びです。
 
この”クライアントにぴったり” を叶えられるプライベートレッスンって、
最高だなぁと感じます。
 
テキスト作りはまだまだ時間がかかりますが、どうすればクライアントの生活に密着できるか、話したいことを伝えられるのかを考えながらのテキスト作りは大好きなので楽しみながら作っています。
 
次のレッスンのテキスト作りもとても楽しみです。
クライアントが日本語を学ぶことで日本での生活を楽しめたり、
余裕を持って暮らすことができれば私もとても嬉しいです。