others

2020年のふりかえり

こんにちは!

12月も残すところ、今日を入れて2日ですね。

色々なことがありましたが、本当にあっという間でした。

今年は、個人事業の仕事はもちろんしていましたが、やさコミュのお仕事が大半を占めたので、大きな変化はないのですが、淡々とオンラインで日本語のレッスンを続けていました。

現時点で、個人事業と法人事業の仕事量の比率はは、個人事業が2、法人事業が8な感じです。

私自身の2020年を振り返ってみようと思います。

2020年で大変だったこと(懺悔を含む)

新型コロナウイルスとの戦い

これに尽きますね。全世界と共通するものだったと思います。

私も私なりに新型コロナウイルスと戦いました。

子供は遊びにケンカに全集中常中

(鬼滅は好きです。年末年始はkindleで読みます。スパイファミリーも好きです。)

新型コロナウイルス(以下コロナ)で、緊急事態宣言が出て、小学校、保育園、夫の会社、私の法人も影響を受けました。

小学校はしばらく家庭学習になり、息子の学習フォローの徹する日々に変わりました。

保育園も登園を自粛できる人はしてほしいと言う協力要請を受け、次男も家で過ごす日々になりました。

5歳と7歳の男児を家の中に閉じ込めておくと、我が家は動物園と化します。(我が家調べ)

会議をしてようが、レッスンしてようが、仕事してようが、電話していようが、おかまいなしに鍵をかけたドアをこじ開けて侵入してきますし、喧嘩は1時間おきにしていますし、とりあえず1日中声が大きい(笑)。

何度怒りの鉄槌を食らわせたかわかりません。

ニコニコしてても心の中では拳を握りしめて怒りでプルプル震えています。私も普通のお母さんなので、普通に叱りますよ。

コロナ禍になり、在宅勤務やウェブ会議が浸透し、子供が乱入してきても、みなさんあたたかく見守ってくださり心が救われました。

私はいつもヒヤヒヤしていますが(余計なこと言わないかとかねw)ありがとうございます。(幸い余計なことは言わなかった)

風邪ぎみになるたびに小学校と保育園の登校、登園を自粛

これも本当に今年は、何日休ませたのかわからないくらい、休ませました。

息子の通知表を見てみると、出席停止日数はなんと17日(2学期だけで)。

確かに風邪気味になると1週間くらい療養のために休ませていました。

保育園も同じです。ちょっと熱が高いかな?(37.2℃とか:私なら発熱です)と思う日はお休みさせていました。

その度にその日の学習のフォローをしていました。

年長の次男は、咳が治らず1ヶ月丸々保育園を休ませたりした時期もあったので、ただでさえ制限の多い園行事に参加させてあげられなかったり、保育園最後の1年の思い出を奪ってしまったのではないかと後悔することもありました。

私自身の体調不良

もともとそんなに体が強くありません。

かぜは必ず「のど」からくるタイプです。
今年も変わらず、のどにきて肺が悪くなりました。(本当に困りました)

今年は、4回かな・・・コロナ禍の中で風邪をひきました。

一時は家庭内で自主的に隔離生活を送りました。(熱も出たのでPCR検査もしました)

最近のかぜでは声が出なくなってしまい、講義目前だったので、かかりつけの先生にお願いをしてステロイドの内服薬を処方してもらい乗り切りました。

こんなことが度々あり、私ののどの調子に振り回される1年となりました。

睡眠時間の平均が4時間と短すぎる毎日だったので、風邪をひきやすかったんだと思いますが、今年は「風邪を引く」ことが一番嫌なことだったなと感じています。

健康第一。命最優先。

昼間は子供たちに邪魔される。仕事は夜時間をとる

という日々になってしまいまして、これまでの仕事の仕方では仕事がこなせなくなってしまいました。(一大事です)

話が逸れますが、在宅勤務って保育園入園のポイントが外勤より低いので、保育園に入りにくいんです。

でも、このコロナ禍で小さな子供が家にいるといかに仕事にならないかは全国の在宅勤務+自宅での子育てを経験した人はみんな理解できたのではないかと思います。

なので、一刻も早く在宅勤務と外勤の点数は同じなることを望みます。

子供たちがいる環境下で、いつもと同じ量の仕事をこなすことは不可能です。

少なくとも5歳と7歳の男児がいる黒田家では不可能でした。
5歳と7歳で無理なのに、それより小さなお子さんがいるご家庭は、言わずもがなです。

ということでですね、
昼間はレッスンとか会議とかメールの返信も邪魔されながらこなし、講義のスライドやその他諸々の制作物、録音作業は、息子たちが寝静まった夜に作業をしていました。

録音が必要な仕事も今年は多くあり、昼間は・・・子供たちがいるとできません。とんでもない声が録音されてしまいますから。

家の中ではリラックスしているのですかね、子供達はアマゾンプライムビデオを見せている時と食べ物が口の中に入っている時だけ、静かにしてくれることがわかりました。

会議中とレッスン中はだいたいアマプラにお世話になりました。(それでも乱入されますけどね)

部屋に防音個室を作りたいと何度も思ったものです。

そんなこんなで遅々として進まず、おまけに私の体調不良が重なることもあり、関わった方達にはご迷惑をおかけしてしまいました。ごめんなさい。

メンタルが弱りました

4つほど締め切りが重なった週の前後は、完全にキャパオーバーしました。徹夜する日が何度もありました。

アラフォーなので、大学時代の頃のような徹夜でカラオケオール、イエーイ!次の日は1限から授業だぜイエ〜イ!のように踏ん張りは効きません。

夫からも「死ぬで〜」と幾度となく警告されました。
午前様が当たり前の夫にも「死ぬで〜」と昔は私がよく言っていました。
ブーメランが今になって返ってきましたね。
仕事が好きだからできましたけど、好きじゃなかったら病気になっていたと思います。

私を奮い立たせてくれたのは、この仕事が好きだと思う気持ちと使命感でした。

この頃はメンタルも病み気味で、ミスをする=死にたい、私の作ったものに価値があるのか?(いや、ないのかな)と思いがちで気持ちの面でとてもしんどかったんです。(そう見えてなかったならよいのですけど)

睡眠時間削ると必要以上に自分を責めて追い込んでしまい、心が死んでしまうんやな〜と改めて実感し、このままでは法人運営していけないと危機感を持ちました。

そんなこともあり、今はコーチングを受けていまして、脳内整理、感情整理などをしていますので、メンタルは安定しています。

事業を継続するためにメンタルの安定は本当に大事。

年始には顧問の税理士さんがライフワークバランスについて相談に乗ってくださるという事なので、アシスタントの雇用ができるほど法人に資金的体力があるのかなども含めて相談してくるつもりです。

年末にコンサルに相談すると、人を雇用するって法人からすると贅沢なことなので、業務委託できるところは積極的に業務委託をして、できるだけ少人数の運営がよいのではないかとアドバイスをもらいました。

(贅沢なことというのは心から同意します。人を雇うことが贅沢なことであるということは法人を運営して初めて気づいたことの一つです。源泉徴収税などを取られる側にしかいなかったので、それを企業が毎月納税していることも法人を運営して初めて知りました。取られた気分になっててごめんなさい。お手数おかけしますって今では思います。)

とはいえ、私も限界を感じているので、業務委託できることを税理士さんと相談してそれらを来年から信頼できる方にお願いするつもりでいます。

今年、私の粗相をフォローしてくださったり、大丈夫だよって声をかけてくださった皆様に、そして、お願いをした時にいいですよって快くお引き受けしてくださった皆様に心より御礼申し上げます。

たくさん助けてもらったので書きながら泣いてしまいそうですが、本当に本当にたくさん助けていただきました。大変助かりました。

ありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2020年 よかったこと

コロナ禍で得たものは家族の時間・家事と育児の分担

今までは、夫がいないのが当たり前で、育児も家事も仕事も一手に引き受けていました。今年も同じだったとしたら倒れていたかもしれません。(汗)

夫が在宅勤務になり、家にいる時間が増えて一番喜んだのは息子たちでした。(私も地味に喜んでいます)

「パパとご飯が一緒に食べられる!やったーーーー!」とよく夕飯の時に長男が話していました。

みんな揃って食べる機会も増え、作りおきするために多めに作っても作り置けないので、それはそれでありがたいなと空っぽになるお皿を見ながら幸せに思っています。

私が今年多忙にしているのを見た夫が、「明日何時まで寝たい?」と夫が夜寝る前に私に聞いてくれるようになりました。

ふらふらになりながら保育園に登園していたので、「8時まで寝たいです」とお願いすると朝ごはんや登園、登校の見守りをしてくれるようになりました。感謝しかありません。密かに拝んでいます。

洗濯機を最新モデルにしてもらい、干す作業がなくなりました。お金の力ではあるけど、そこに投資してくれて、家事負担が激減しました。ありがとうございます。

お皿も食洗機に入れてくれるし、洗濯物も畳んでくれるし、今もですが忙しいときの家事負担本当に減りました。ありがとう。

(将来の夢はヒモになることだと述べている夫氏。いつかヒモになれるといいね!そのためにはがんばらないけどね、一生懸命仕事はするのでいつかゆっくりさせてあげられますように。)

夫が在宅勤務になったからこそ家事の分担ができました。きっとまた会社で仕事する日がくると思いますので、それまでに私もそれに対応できるようにしておかなければと思います。

法人を潰すことなく、生き残ることができた

やさしいコミュニケーション協会という法人を今年1年潰すことなく、維持できたこと。これは私にとってとてもありがたいことでした。よかったー!

セミナーの開催中止

開催が中止になったセミナーは1つや2つではありません。軒並み中止になりました。

集合研修ができていたのは2月までですね。3月以降はコロナの感染者数も多くなり、次々と開催中止になっていきました。

2020年3月以降に開催がかなったものは、全てオンラインでのセミナーです。

延期してくださったり、新しくお声がけくださったおかげで、今年も色々なことを経験させていただきました。

思い出に残っていること

中でも思い出深かったのは、研究を行うプロジェクトに2つ関わらせていただいたことです。

それぞれについて詳しく書けませんけれど、日本語教師ではない方々と一緒に日本語に関連することを一緒に研究していく。すごく刺激的です。

それから、11月に開催された国立障害者リハビリテーションセンターが主催する「外国ルーツの子ども×発達障害」というテーマのセミナーにパネリストとして参加いたしました。

その道で研究を重ねて来られた先生方と肩を並べることはとても光栄なことですが、恐縮しっぱなしでした。

1000人を超える参加申し込みがあり、本当にたくさんのポジティブなコメントをいただきました。読みながら感激していました。

参加してくださったみなさま、コメントをお寄せくださったみなさま、ありがとうございます。

 

やさしい日本語への書き換え

こちらもたくさんのお仕事をいただきました。ありがとうございます。

コロナ関連も制度に関する情報など、難しいものもたくさんありましたが、外国語に対応することと合わせてやさしい日本語での情報提供が一人でも多くの外国人のみなさんに届くといいですよね。

今後は、いかに”直接”情報を届けるのか、というところが大事になってくると思います。

私たちがやさしい日本語にしようと外国語にしようと、それを受け取ってもらえないことには始まりません。

受け取れる仕組みづくりが急務だと感じます。

メールで届ける、郵送するなど、「探す」という負担を抑えて直接情報が届けられるといいんですけどね。

外国語で自分に必要な情報を探すのって大変です。
情報の精査もしなければなりませんから。
何かいい方法はありませんかねぇ?

それこそ「きずなメール・プロジェクト」さんのように、メールマガジンにするのはすごくいいと思うんですよね。(ちゃっかり^^)

こちらは、妊娠・子育ての情報をメールマガジンで届ける事業をされているNPO法人「きずなメール・プロジェクト」さんのクラウドファウンディングです。

500通を超える妊娠・子育てに関する文面をやさしい日本語で届けるというものです。
英語版もあります。
(妊娠期から3歳のお誕生日まで絶え間なくメールを届けてくれるサービスです)

このクラウドファウンディングのきっかけは、メンバのお一人である産婦人科医の太田寛先生からのメールだったんです。

協会の特別顧問の堀さんと太田先生がお知り合いのようで、堀さんがやさしい日本語を普及しているのを知り、興味を持ってくださったとご連絡をくださいました。

そんなご縁をいただいて生まれ、温めてきたプロジェクトです。

やさしい日本語での情報提供が、役に立つのかと思う方もいらっしゃると思います。

西村彩香『「表記」から見る「やさしい日本語」-「やさしい日本語」使用の実態調査と有効性の検証を通して-』には、

柏市の「多言語メール配信事業」へのアンケート調査を行なった際、調査時点での言語別配信登録者数は、英語:284人、中国語:118人、スペイン語:100人、やさしい日本語:579人で、他の外国語と比べて圧倒的に「やさしい日本語」が選ばれているということが明らかになった。

とあります。(2017年に調査をしたと記述あり)

やさしい日本語の登録者の詳細については、記載がありませんのでどんな方が登録しているのかは不明ですが、やさしい日本語を選ぶ人が多いということはこのデータから読み取ることができます。

きずなメール・プロジェクトさんと一緒に取り組んでいるこのクラウドファウンディングもやさしい日本語を求めている人のところに情報を届けられる可能性を秘めています。

ぜひ応援していただけるとありがたく思います。

インタビューのお声がけをいただいたこと

これもとてもありがたかったことの一つです。

日本語ジャーナルさま

東京都国際交流委員会さま

法政大学 上田絹子さま

(追って更新予定)

東京都生活文化局さま

(追って更新予定)

協会の活動に注目してくださり、こうしてお声がけいただいた1つ1つのインタビューが私にとっては宝物です。

ありがとうございました。

オンライン日本語レッスンも継続

コロナでどうなるのだろうと思っていましたが、クライアントの皆さんもお一人お一人コロナの影響を受け、きっと色々なことがあったのだろうとレッスンでお話するたびに想像していました。

特に子供達への影響は大きいと感じました。

中学生の継承語のレッスンをしておりますが、学校に行けないこと、友達と直接会って話したいことが話せないなど制約の多い学校生活だったと嘆いていました。

学習者に今年の漢字・言葉は何ですか?と聞いたら「さびしい」にすると話していました。胸が痛くなりましたが、それが本音なのだと思います。

お友達と会ったり遊んだり、いろんなことをおしゃべりするそんな時間が早く戻ることを祈らずに入られませんでした。

時には、毎日のオンライン授業に疲れ果ててしまい、レッスンをお休みする日もありました。

慣れない環境の中で子供達も一生懸命頑張っていることを感じました。

ある人は、転職活動を始める人がいたり、避難先としてアメリカに来たけれど帰国することが叶わなくなってしまったりと色々な出来事がある中で、一緒に日本語が勉強できたことを心から嬉しく思います。

日本語のレッスンが気晴らしになると言ってくれる人もいました。とてもありがたかったです。

私自身もクライアントからたくさん力をいただきました。

来年もそんな素敵なみなさんとレッスンを続けていけるように、支えていけるように精進したいと思います。

2020年、本当にお世話になりました。

このブログを読んでくださる方や関わってくださったみなさんのおかげで大変充実した毎日を過ごすことができました。

昨日忘年会をフリーランス仲間でしていたのですが、「いつ死ぬかわからないから、好きなことを1つでも多くしたい」とお話されていて、本当にそうだよなぁと思っています。

少なくとも喘息のある私はリスクが高いと思います。

何かないように気をつけたいものですが、
健康に気をつけて、来年も大切なクライアントたちと日本語のレッスンをして、
そして、やさしい日本語を一人でも多くの方に知っていただくためにできることを積み重ねていきたいと思います。

今年もありがとうございました。

また、ここまでの長文をお読みくださりありがとうございました。(好きです)

来年もよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えください。